呼吸のメカニズム

まず覚えておきたいのは、
呼吸筋と呼吸補助筋です。

呼吸筋は、肺の周りの筋肉をさします。
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☘️横隔膜
☘️内外肋間筋
☘️胸鎖乳突筋
☘️斜角筋
☘️腹直筋
☘️腹斜筋
などです。

これらの筋肉によって
肺は広がる・縮むを繰り返します。

これが【呼吸】です。

メインとなる呼吸筋の働きを補助するのが、
呼吸補助筋です。

息を吸うときに収縮して肋骨を持ち上げたり、
胸郭が大きく広がるのを助けます。

呼吸補助筋は、深呼吸や自然呼吸以外の呼吸のときに活躍します。

様々な要因で呼吸筋が疲労し、換気不全が生じると呼吸困難を感じるようになります。

それは生活の質をも変えてしまいます。


【呼吸のメカニズム】


鼻や口から取り込まれた酸素は、気管支を通り左右の肺へいきます。
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その後、毛細血管が無数に通る小さな袋である肺胞で取り込まれ、毛細血管に入ると赤血球と結びつき血流にのって循環します。
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必要なところへ供給され、不要になった二酸化炭素は赤血球中の酵素によってイオン化され、最終的には吐き出すことで体外に排出されます。

呼吸には、
外呼吸と内呼吸があります。


☀️外呼吸(肺呼吸)


空気から酸素を取り込み、
二酸化炭素を体外へ排出することをいいます。

肺胞と血液の間でガス交換をします。


⭐️内呼吸(細胞呼吸)


末梢の毛細血管と体組織の間で、
酸素と二酸化炭素が交換されることをいいます。

組織細胞と血液の間でガス交換をします。

①空気中の酸素が肺胞から毛細血管中に入る
☀️肺呼吸による酸素の運搬

②毛細血管を通った酸素が必要なところへ届く
⭐️細胞呼吸による酸素の受け渡し

③不要な二酸化炭素が毛細血管に入る
⭐️細胞呼吸による二酸化炭素の受け渡し

④毛細血管中の二酸化炭素が
肺胞を通り呼気で排出
☀️肺呼吸により二酸化炭素の運搬
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こうしてガス交換が行われます。

酸素は、
⭕️心臓を動かす
⭕️体温を保つ
⭕️筋肉が使用するエネルギーの生成
⭕️食事で摂取した有機物(栄養素)の分解と吸収
に必要不可欠です。

呼吸器では、
①ガス交換
②防御
③代謝
の3つの働きがあるため、
呼吸の質が悪くなると
身体はボロボロになってしまいます。

呼吸は、
ただでできるセルフヒーリングです。

元気の源は、
呼吸にあり!

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