柔らかい筋肉

皆さんの筋肉は、
リラックスしている時に柔らかいですか?

柔らかい筋肉は、体の故障を防ぎます。

柔軟性の高い筋肉は
必要な時以外に関節に負担をかけません。

筋肉の柔らかさは、
動きの自由度に影響します。
動いた後の回復力も高くなります。

柔らかい筋肉は、血流が良いです。
疲労物質が運び出されやすく、
代謝も良いです。

筋肉が硬くなると、
体をしなやかに正しく動かすことができません。

運動する時の筋肉は、
近くの筋肉と滑るようにして動きます。

滑りにくくなると、
筋肉は本来のパフォーマンスを発揮できません。

この滑りやすさに影響しているのが、
『ヒアルロン酸』です。

ヒアルロン酸は関節内に存在し、
関節の滑らかな動きをサポートする成分です。

✅軟骨の保護
✅関節の潤滑
✅炎症の抑制
これらを目的に、体の中にもともと存在するヒアルロン酸と同じ成分の製薬を使用した治療法であるヒアルロン酸注射は、特に膝に対して行われることが多いです。
ヒアルロン酸を補給注入することで、痛みや熱をもつことを軽減するためでもあります。

人体の肩や膝・肘にある関節と関節の間には、
ヒアルロン酸を含む関節液があります。

外傷や加齢によって関節軟骨がすり減り、
関節液内のヒアルロン酸が減少すると、
変形性膝関節症などを発症します。

長時間の不良姿勢や誤った動作を続けることでも、ヒアルロン酸の働きを悪くします。

すると、筋肉の動きも悪くなり、
筋肉は硬くなります。

筋肉は、
筋繊維と呼ばれる細かい繊維でできています。

筋肉を動かすと繊維は切れたり、傷がつきます。

傷がついた状態から筋肉が修復されると
筋肉は大きく強くなります。

修復がうまくいかないと、
筋肉の質は悪くなります。

必要以上に筋繊維を傷つけないように、
筋力トレーニングを必要とする高齢者などには
『スロトレ』などが推奨されています。
筋肉の動かし方や動かす量を調節しやすいからです。

筋肉によって修復時間は異なります。
トレーニングを毎日するにしても、
修復時間を考慮して鍛える部位を変え、
『休む』ということも大切です。

筋肉を修復するためには、原料となる栄養をしっかりと吸収しなければいけません。

栄養を届けるためには、
良好な血液循環が必要です。

「筋温」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

ホットパックのようなものを使って、
受動的に筋温を向上させることもできます。

ですが能動的に体を動かして筋温を高めたほうが、運動パフォーマンスは高くなります。

冷たい筋肉よりも、あたためられた筋肉のほうが神経の反応も良くなり、動きやすくなります。
だから、運動プログラムには必ずウォーミングアップというものがあります。

痛みの症状緩和のための施術も、ホットパックで筋肉をあたためてから指などで押圧します。

冷えは、筋肉を硬くします。
運動などで筋肉をたっぷり動かした日は、
ゆっくりと湯船に浸かり
筋肉をあたため休ませることも大切です。

柔軟性の高め方

ストレッチはしたほうがいい?


柔らかい筋肉を手に入れるには、
①繰り返される日常の動作で効率よく筋肉を動かす(局所的なトレーニングではなく全身バランスよく鍛える)
②良い姿勢・骨や臓器が望ましい位置にある
③血流を良くして冷え知らずでいる
④コリやハリを作らないためにまめにストレッチ
⑤筋膜リリースなどを取り入れる
⑥筋肉を休ませることも大切

触るとモチモチ気持ちよく、
見た目もブリンッとして柔らかそうな筋肉を
手に入れましょう❣️

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