表層筋と深層筋

アウターマッスル=表層筋
インナーマッスル=深層筋

表層筋とは、
体の表面近くに存在する筋肉で
目で確認ができる筋肉です。
ほとんど自分の意思で簡単に動かせます。
ゆえにトレーニングしやすいのが特徴です。

体を動かす時に大きな力を発揮し、
関節を動かしたり、
骨を衝撃などから守る役割を持ちます。

動きは
直線的なものが主となります。

瞬発力はあるのですが、
バランス能力は低いため
突発的な動きの対応が遅いです。

深層筋は、表面に見えない体の奥のほうにある筋肉の総称です。

多くは体積が小さく、関節の構造を補強する靭帯のような働きを持続的に行います。

発揮する力は弱く小さいですが、細やかな微調整で姿勢を保持したり、バランスをとるために重要な筋肉です。
「姿勢保持筋」と呼ばれる所以です。

さまざまな動きに柔軟に対応できる持久力のある筋肉で、突発的なことに瞬時に対応ができます。

体組成計の筋肉量は、
全身の筋肉量の総量表示がほとんどです。
計測器によっては、部位ごとに筋肉量が出たり、表層筋と深層筋を区別して教えてくれるものもあります。

どちらが大事かと訊かれると
どちらも大切ですが、
姿勢保持はもちろんのこと
関節をしっかりと固定してくれる深層筋は、
特に術後や怪我の回復期で優先的に鍛えるように促されます。

深層筋のトレーニングは、
低負荷のものを回数多く行います。
ストレッチも含まれますし、負荷の軽いダンベル運動やチューブトレーニング、ヨガやピラティスなどが身近な方法です。

体幹は、四肢と頭を除く胴体部分のことです。

体軸トレーニング・体幹トレーニングなどは、
姿勢改善やパフォーマンス向上につながります。

体幹という言葉を用いる時には、
表層筋・深層筋どちらも含まれます。

目的によって、トレーニングのバランスを考える必要があります。
それはスポーツだけに限らず、年齢や体に抱える悩み・目指すゴールなどによって変わります。

ひとつ言えるのは、年齢を増すごとに筋力トレーニングが必須になるということです。

高齢者は、有酸素運動よりも筋力トレーニングのほうが重要になることがほとんどです。

筋肉量を増やすためには

あなたにいま必要なのは、
表層筋と深層筋どちらのトレーニングですか?

あなたがいましているのは、
表層筋と深層筋どちらに効く運動ですか?

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