生命エネルギーの中枢:胸腺のストレッチ

免疫という言葉とセットで覚えたいのは、
【胸腺】と
免疫の司令官である【T細胞】です。

【胸腺】とは、
胸が苦しいとき、むせたとき、「私に任せて」と手を置くときなどに手で触れる部分です。

心臓の少し上…胸骨の真裏…右肺と左肺の間…なんて言うこともありますが、鎖骨から指5本分下あたり、みぞおちよりも上にあります。

【胸腺】が不思議な臓器と言われる理由は、
生まれた時は10〜15gで、
思春期には最大30〜40gになるものの、
10代〜20代くらいまでにピンポン玉くらいの大きさになり、その後どんどん小さくなって周囲の脂肪と区別がつかない小豆くらいの大きさに変わるからです。

そんな胸腺でつくられる【T細胞】は
抗原を攻撃したり、
抗体を作るよう指令を出したりと、
免疫内で重要な役割を担っています。

年齢を重ねると免疫力が落ち
感染症にかかりやすくなるのは、
T細胞をつくる胸腺が年齢とともに退縮し、
T細胞を増やす能力が低下するためです。

【T細胞】の産生は、40代で新生児の100分の1まで低下するといわれています。

免疫細胞のもととなる『造血幹細胞』も
加齢の影響を受けるとされています。

サイクリングをする高齢者は、
⭕️血液中の新しいT細胞の数が若い世代と変わらないレベルである
⭕️自己免疫反応を防止する効果のある他の免疫細胞や胸腺を萎縮から守るホルモンのレベルが高い
ことがわかっています。

逆に運動習慣のない高齢者は、
❌胸腺からの新たなT細胞の活性化が少ない
❌胸腺が若い世代と比べて縮んでいる
ことが研究でわかっています。

運動がいかに大切かということが、
免疫という観点でもわかるかと思います。

胸腺の退縮は防げませんが、
胸腺をストレッチすることで
免疫力を高めることはできます。

一緒にやってみましょう♡

👆胸腺の位置はだいたいここ

胸骨を挟むように手を置き、
小指側でゴシゴシと10回ほど擦りほぐします。

このゴシゴシは1セットでOK⭐️

ここからの流れは、全部で3セット行います。

👇

息を吸っている間は、
こぶしは胸腺にそっと当てておくだけ。

息を吐きながら、
トントン♪と心臓に心地よく振動が伝わるくらいの強さで5回叩きます。

終わったら、
一度両手をバンザイし
大きくのびをしながら深呼吸💡

ここまでで1セットです。

👆

これを3セット行います⭐️

深呼吸ができないほど胸のあたりがかたくなっている人は、胸まわりを円を描くように撫でてから行うのもイイですね👍

そのほかに、

椅子にだらんと腰をかけ
腕をぶらんとして
大きく深い呼吸を繰り返す⭐️

ストレッチポールで胸を開いて深呼吸でもOK⭐️

呼吸は胸腺の場所を意識して、
胸腺をほぐすイメージで行いましょう♪

免疫力低下の原因は、ストレスにあり。

ストレスを感じたら、胸腺のストレッチ⭐️

パワーが足りないと感じたら、胸腺をトントン⭐️

胸腺を知って、元気でいましょう❣️

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