体がつる理由
よくつるのは、
●足
●ふくらはぎ
●太もも
●背中
あたりでしょうか。
・
・
・
つる理由は大きく4つあります
👇
①筋肉の衰え
加齢で運動神経細胞が減ると、痙攣しつりやすくなります。
腱や筋肉を伸縮する機会が減り柔軟性が低下してもつりやすくなります。
②疲労
同じ姿勢を長時間続けたり、特定の筋肉を伸ばさないことでもつりやすくなります。
日頃使わない筋肉を急に動かし過度に酷使するのも良くありません。
腱の中には「これ以上は筋肉を伸ばせない」と脳へ伝達する機能が備わっていますが、疲労時には溜まった乳酸がこの機能を低下させます。
異常を感じた体はふくらはぎを急激に収縮させてしまいます。
これが『こむら返り』という現象です。
✏️memo✏️
筋肉には強い負担がかかると、損傷を防ぐために働くメカニズムがある
👇
✅筋紡錘(きんぼうすい)
筋繊維の中にある筋紡錘は、筋肉が伸びすぎて切れないように『縮め!』と指令を出す
✅腱紡錘
腱の緊張を感知すると『ゆるめ!』と指令を出す
③水分不足
脱水時は、筋肉や神経の働きを調整する電解質であるミネラル(カリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなど)のバランスが崩れます。
すると、筋肉は十分に代謝を行えず足がつりやすくなります。
脱水予防にミネラルドリンクが推奨されるのは、電解質のバランスを整えるためです。
④服薬
高血圧・肺炎・腎臓病の薬は利尿作用があります。
服薬の副作用で水分不足や電解質の異常が起こると足がつります。
・
・
・
背中がつるのは主に筋肉疲労が原因です。
長時間動かなくても、激しい運動をしても、筋肉は疲労します。
特にスマホ首であったり、デスクワークが多いと長時間同じ姿勢をとることになり背中の筋肉は硬くなります。
背中の肉離れのような痛みは『ぎっくり背中』の可能性があり、筋膜・筋肉に小さな肉離れが起きているかもしれません。
・
・
・
●ねじる動作
●重いものを持つ
●長時間の同じ姿勢
●カルシウム・鉄分・ビタミン不足
が発症リスクを高めます。
・
・
・
太ももがつる原因は、病気であることがあります。
●糖尿病
慢性的な高血糖では血管がダメージを受け循環不良を起こします。
神経障害が起きて太ももがつりやすくなります。
倦怠感、慢性的な疲労感、感覚麻痺、目がかすむなどの症状が続いて太ももがつったときは迷わず病院へ。
●甲状腺の病気
甲状腺機能が低下すると筋肉量が減ります。
免疫異常を起こし、正常な細胞を攻撃することから、さまざまな不調を引き起こします。
特に女性が発症しやすいです。
首の腫れ、体重減少、浮腫み、月経異常、舌のもつれ、物忘れ、無気力、冷え、便秘など、気になる症状とともに太ももがつったら即病院へ。
・
・
・
繰り返す痙攣やつる現象には必ず理由があります。
脱水やミネラル不足は高齢者に多いですが、加齢のせいではなく、生活習慣の問題がほとんどなのでぜひ見直しを!