膝裏をほぐすメリット
❌運動不足
❌脚を締めつける服の着用
❌足に合わない履き物
❌歩き方
など、様々な理由で膝裏や鼠径部など脚のリンパ管が詰まりがちな女性が増えています。
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膝裏には
「膝窩(しつか)リンパ節」という
重要な器官があります。
リンパ節は、首・脇の下・鼠蹊部などにあり、
フィルターのような役割を果たしています。
リンパとは、
リンパ管を流れる『リンパ液』のことです。
リンパ管は
動脈・静脈と同様に身体中を巡ります。
リンパ液は、
体内に侵入した細菌やウイルスをとらえて
リンパ管が集まるリンパ節へと運びます。
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膝裏には、末端の下半身から戻るリンパが最初に通過するリンパ節があります。
膝裏の膝窩リンパ節の滞りをよくすることで脚のリンパの流れがスムーズになり、特に膝下の浮腫みが解消されやすくなります。
血流の悪化などが原因でリンパ節に老廃物が溜まると浮腫みやすくなり、重症化すると痛みを伴うようになります。
血流は、ストレッチやほぐしを取り入れることで改善することができます。
膝裏をほぐすと、
免疫力アップにもつながります。
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腰の痛みを感じる場合にも
膝裏をほぐすことが有効です。
特に脊柱管狭窄症の人は筋肉の凝りが顕著です。
凝りやすいのは、お尻や太ももです。
太ももの後面とふくらはぎの筋肉は、
膝のお皿の真裏に付着しています。
筋肉の付着部は
収縮性のない腱繊維でできており、
血流の停滞しやすい部位です。
筋肉の付着部の血流が滞ると
膝裏はますますかたくなってしまいます。
膝裏をほぐすことで筋肉の凝りは解消され、
痛みから解放されやすくなります。
また、
膝裏と腰は同じ膀胱経の支配を受けています。
東洋医学でいう経絡の観点から見ても、
膝裏をほぐすことが腰痛改善に繋がると考えられています。
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膝裏の筋肉は、歩くときに膝を曲げ伸ばしする重要な役割があります。
運動不足により筋力が低下すると、膝の自然な屈伸がうまくできなくなり、膝裏への負担が増加します。
膝裏に激しい痛みがある場合は、
『変形性関節症』などの疑いがあります。
変形性関節症が原因となって起こるのが、
『ベーカー嚢腫(のうしゅ)』
という膝裏に水が溜まる病気です。
膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らみます。
☑️膝のこわばり
☑️動かしにくい
☑️鈍い痛みがある
などの症状がある場合は、
早めに病院を受診しましょう。
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膝裏のほぐし方
⭐️座って行うバージョン
座りながら足を伸ばし、そのまま膝裏のコリコリした部分を両手指でよく揉みほぐしましょう♪
揉みほぐした後は、
膝裏に優しく両手指で圧をかけながら
膝の曲げ伸ばしを行います♪
🧘♀️
⭐️仰向けバージョン
仰向けに寝転がって行う場合は、
膝を少し緩める程度に天井に伸ばし、
膝の裏を両手指でほぐします。
揉みほぐした後は、
脚を床と垂直に伸ばしたまま
膝裏に両手を重ねて当て
両手を押し返すように膝の曲げ伸ばしをします。
曲げ伸ばしをする際は、足首を曲げ足の指先が手前(顔のほうへ)に倒れ込むようにできるとGOOD👍
🧘♂️
⭐️タオルを使うバージョン
長座の姿勢のまま、
膝裏に太巻きのように硬めに巻いたフェイスタオルをセットします。
そのまま膝裏でタオルを叩くように
小刻みに上下運動を繰り返します。
その後、タオルに膝裏を擦りつけるように太ももを左右に揺らします♪
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膝裏をほぐすと、
⭕️姿勢美人
⭕️歩き美人
⭕️美脚美人
になれます♡
諸々の痛みからの解放も期待できるので、
お風呂などでほぐすことを習慣にしましょう♪