仙骨
仙骨は、
骨盤の中央にあり、
逆三角形の形をした
手の平サイズの骨です。
背骨の延長にあり、
上半身を支え、
上半身と下半身をつなぐ役割をしており、
人間の『骨格の要』といわれます。
この仙骨のあり方が全身の骨格に影響します。
治療サロンなどで腰痛などの【痛みを感じる原因】が仙骨にあると考えられる場合、一般的に骨盤の矯正なるものが施術されることになります。
(痛みを取り除いた後は、骨盤を矯正しなくてはいけなくなった原因となる動作や姿勢の改善が必要になります)
・
・
・
仙骨が骨盤を構成する中心になっていることから、仙骨にストレスがかかることで以下の部位にトラブルが出やすくなります。
👇
☑️膀胱
☑️大腸
☑️男性ならば前立腺
☑️女性ならば子宮や卵巣
仙骨の近くには、腹部大動脈から枝分かれした血管が走っています。
仙骨周辺の血流不良により出やすい症状には、
❌便秘や下痢
❌消化不良
❌頻尿
❌生理痛・生理前の諸症状
❌ED障害
❌不妊
❌腰痛
❌手足の冷え
などが挙げられます。
仙骨をなであたためることは
年間を通して必要なケアの一つです。
・
・
・
便秘になることで
腰痛を引き起こすこともありますが、
仙骨が大元の原因である場合もあります。
・
・
・
自律神経のひとつ副交感神経が集まる神経節は
首と仙骨にあります。
図のように、仙骨をはじまりとした神経は直腸や膀胱とも繋がっています。
仙骨周辺の血液の流れが悪くなると便秘や消化不良が起こりやすくなりますが、仙骨の状態を良くしてあげると緩和・改善されていきます。
なかなか便がうまく出ない時は、
仙骨のあたりをトントンと叩いてあげると
出やすくなります。
仙骨には左右4つずつのくぼみがあります。
八髎穴(はちりょうけつ)というツボです。
上髎(じょうりょう)の効果効能は、
腰痛や坐骨神経痛緩和、
そして冷えや便秘の解消です。
次髎(じりょう)は、
頭痛や肩こり
PMS(月経前症候群)など
婦人科系の不調にも働くツボです。
中髎(ちゅうりょう)は、
痔や膀胱炎・直腸炎などの改善が期待できます。
前立腺肥大や尿道炎の治療にも用いられます。
下痢や便秘、月経不順などにも効果があります。
下髎(げりょう)には、
腰に巡っている血行を良くする効果があります。
仙骨をあたためることで
これらのツボを刺激すると、
骨盤の内側の血行が良くなり
骨盤に囲まれている臓器があたたまることで
臓器それぞれの働きが改善します。
女性ホルモンの減少に伴う不定愁訴の改善も
期待できます。
・
・
・
仙骨をあたためる方法に
【仙骨シャワー】があります。
仙骨に
40℃くらいのお湯を
30秒ほどかけるだけです。
半身浴もいいですね♪
なでてあげるだけでも効果はあるので、
気づいた時に仙骨をさすりましょう⭐︎