しじみ目
小さい目を『しじみ目』とよびます。
「最近目が小さくなってきた気がする…」
それは気のせいではないかもしれません。
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目の大きさは、15年で約20%小さくなる?!
まことしやかに囁かれているこの話…
皆さんの目はどうでしょうか?
医学的には眼球が小さくなることはありません。
目の大きさは、
目のまわりの皮膚の状態で決まります。
目のまわりの皮膚の厚さは0.1ミリ。
ラップを10枚重ねた程度しかありません。
頬や額など目以外の皮膚は、0.6~1ミリ。
目のまわりの皮膚が
いかに薄く脆いかがわかります。
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顔全体が実年齢よりも老けて見える理由は、
①角質の潤いを保つ保湿成分「コラーゲン」や「セラミド」の減少
②活性酵素が体内に蓄積することで起こる『細胞の酸化」
③女性ホルモンの分泌量の減少による『皮膚の菲薄化(ひはくか)』
が挙げられます。
これらはもちろん
目元の老けの原因にもなります。
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まばたきが減ることで目のまわりの血行が悪くなると、古い血液が毛細血管にたまって淀みます。
0.1ミリの薄い皮膚から透けて見えるようになると、目の下のクマが目立ち始めます。
血行が悪いということは、
目のまわりの筋肉が働いていないということ。
まぶたを支える眼瞼挙筋(がんけんきょきん)とミュラー筋の働きが弱まることで皮膚がたるみ、目は小さくなったように見えます。
体重増加によっても
しじみ目になりやすくなります。
ハードコンタクトレンズを長年使っている人は、まぶたのたるみが悪化している傾向にあります。
コンタクトレンズを外すとき…
特にハードレンズの場合は、外す際に瞼板(けんばん)と筋肉の付着部に負担がかかり、緩みやすくなります。
コンタクトレンズによる眼瞼下垂は
非常に多いと言われています。
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コロナ禍でマスクの着用時間が長く、誰とも会話をせずに一日中同じ姿勢で無表情のままでいがちな今は特に、顔の筋肉が萎縮して目の動きを支える筋肉の量が減っています。
まぶたのたるみは加齢で…とお考えの方も多いですが、たるみを引き起こす原因には「外的要因」と「内的要因」があることを知っておくとよいです。
外的要因には、乾燥や紫外線が挙げられます。
内的要因には、活性酸素が挙げられます。
呼吸によって私たちの体内に取り込まれた酸素の一部が通常よりも活性化された状態になるものを『活性酸素』といいます。
活性酸素は本来ウイルスから体を守る役割がありますが、増えすぎるとコラーゲンやエラスチンといった肌のハリを保つために欠かせない物質を傷つけてしまいます。
活性酸素を無毒化する抗酸化の働きは加齢によって低下していくため、処理しきれなかった活性酸素は体内に溜まり、より毒性の強いものへと変わっていきます。
紫外線を防ぎ、抗酸化を意識して生活することに加え、目のまわりの血行を良くしながら、適切にケアしていくことでしじみ目を防ぐことができます♪
おでこの力を抜き、眉を上げないように気をつけながら、顎を引いて上目遣い👀
眼球を上を見るように動かすことで、ミュラー筋が刺激され、まぶたを引き上げるための筋肉が働くようになります。
いわゆる『顔ヨガ』や『顔ダンス』をするのもいいですね♪
外側・内側の両方からしじみ目を防ぎ、
晴れやかでハツラツとしたお顔と表情を楽しみましょう♪
もちろん、笑い皺はたくさんで♡