このイチョウの木を見上げて、ふと気づいたことがありました。
イチョウの葉っぱって、端っこから黄色くなるんだっけ?
全体に何となく黄色くなり始めて・・というイメージだったから、頭の中が???だらけ。
しかも、同じ1本の木の中でも、枝によって色づき方がこんなに違ってて・・。
日当たりの方向の関係なのか何だろう・・
よく見ると、「全体黄色」の右手と「真ん中緑で端っこ黄色」の左手をつないでいるみたいになってました😮
この枝ぶり面白いなあ・・なんて思いながら、ふと他の木を見てみたら、
おやっ?
真ん中が黄色で端っこが緑?
さっきと逆じゃん😯
色づき方自体が木によって違うのか、はたまた土質によって違うのか・・
謎はますます深まるばかりなのでした🤔
ちなみに、イチョウの葉っぱが黄色くなるメカニズムって考えたことがなかったので、いい機会なのでちょっと調べてみました。
要約すると
イチョウの葉っぱには、葉緑素(緑色の色素)とカロテノイド(黄色の色素)という色素が含まれていて、緑色の粒や黄色の粒がイチョウの葉のあちこちに存在している。
イチョウの葉が緑に見えているのは、葉緑素の数の方がカロテノイドの数よりも多いから。
寒くなって日照時間が短くなってくると、葉緑素の再生をしなくなり、さらに存在している葉緑素は分解されるので、葉の中にある葉緑素は次々と減っていくから、残ったカロテノイドがイチョウの葉の中を占めるようになっていくため、黄色くなる。
ということでした。
そしたら、もみじは紅くなるのに、何故イチョウは黄色なのか・・ふとした疑問がわいてきました。なので、さらに調べてみました。
もみじの葉は、葉緑体の中にある糖を、特別な酵素でアントシアニン(赤色の色素)に変化させて紅くなるけれど、イチョウの葉は、糖をアントシアニンに変化させる特別な酵素を持っていないから、葉を紅くすることができず、その代わりに黄色の色素(カロテノイド)が自然と強く葉に現れるようになっていく。
なるほどね。
謎多きイチョウだけど、ちょっとだけスッキリ😃