1段飛ばし降り

朝の通勤時間帯のお話。

駅の階段を降りていくと、1段飛ばしで「降りて」いかれる方を時々見かけます。1段飛ばしで上がる事なら、階段の1段1段が低い場合に私もすることがありますが、降りる時にはやったことありません。

階段昇降時は、文献によって異なりますが、体重の5〜10倍の負担が膝関節にかかるとも言われています。特に降りる時は要注意です。

 

その日もスニーカーを履いた学生さんらしき男性と、革靴を履いた背の高い男性のサラリーマンさん。彼らは、足取り軽やかに降りて行かれました。

そしてもう1人、厚底サンダルでちょっとだけ急ぎ気味にドン・ドン・ドンと音を立てながら一段飛ばしで降りていかれる若い女性が・・😮

足首グニャッと捻挫しないかしら・・膝への負担は大丈夫なのかしら・・と、めっちゃ気になりました。

知らない人ですし、しかも後ろから追い抜いて行かれたので、もちろんお声はかけませんでしたが・・😅

 

 

フィットネス業界でも、ステップエクササイズでの「前降り」は、膝に負担をかけるため禁止されています。前降りというのは、ステップ台からまっすぐ前に降りることです。ステップ台から向かう側へ降りる時には、必ず横降りになるようにします。

ステップ台の高さは、体格や筋力によって変えられますが、前降りは禁止なんです。だから、前に降りるという動作は、それだけ負担を考える必要がある動作だということ。

 

そう言えば、昔、膝が痛かった時、下り階段を真っ直ぐに降りられず、痛い方の足を下に、斜め横向きに一歩ずつ降りた記憶があります。また、一段一段が高い階段は、膝が痛くなくても、やっぱり真っ直ぐに降りたくないっていう膝の声が聞こえてきます😵

普通に一段降りであっても、膝には確かに負担がかかるわけです。高い階段だと、もしかすると一段飛ばしと似た感じになるのかもしれませんね。

 

と言っても、階段を降りることは、日常生活において必要な動作であり、普通真っ直ぐに降りますよね。なので、普通に降り、自分からわざわざ膝への負担をより大きくしてしまうような降り方はしない方がいいでしょうね。

 

もっとも、例えば、一段一段がすごく低い階段の場合などは、階段の高さと足の長さの関係にもより、一段一段降りる方が逆に降りにくいケースもあると思います。そんな時は、一段飛ばしの方が安全だったりするかもしれませんね。

また、一段飛ばし降りの安全性の大小は、体幹の安定性や、膝関節・股関節・足首を上手く使える筋力・柔軟性などがあるのかにもよるので、個人差もありますね。アスリートとか、身体能力の高い人なら、もしかすると2段飛ばしで降りても問題ないのかもしれないですしね😆 

結局、「自分にとって安全ですか?」というところですね。

この前見かけたポンポンと軽く降りていかれた方々が、身体をうまく使える人なのかどうかわかりませんが、大丈夫そうな感じがしました。

でも、厚底サンダルでの1段飛ばし降りの彼女は、これからもああやって階段を下り続けたら、将来膝や関連した他の部位にも痛みが来るんじゃないかとちょっと心配😵

膝への負担もですが、足を踏み外しそうで怖くて、私には一段飛ばし降りをする勇気はありませんが・・😅

 

 

下り階段での勇気と言って思い出す事・・あります。

高校生の時、学校指定の上履きは、ゴム製のスリッパでした。そのスリッパを履いて、階段をパタパタパタパタパタパタとどれだけ早く降りられるか、友達と一緒に、速下りにチャレンジしていたことがありました😆

すごい緊張感をもって集中してトライしていて、終わると「ふうううううっ」といった感じでした。

あれで、よく転ばなかったなあ・・と😅 あの勇気は若気の至りといったところでしょうか?(笑)

 

皆さんも、そんな下り階段でのエピソードや変わった経験、皆さんもお持ちでしょうか?