もう10年くらい前になるかな。横断歩道を渡ろうと待っていた時、たまたま横に乳母車を押したおばあちゃんが一緒に信号待ち。4輪がついた、昔ながらの籐でできた乳母車だったと思います。
全くの見ず知らずの、ちょっと腰が曲がりかけた小さなおばあちゃん👵
その時、迷彩柄だったか花柄だったか、記憶は曖昧だけれど、私がはいていたパンツを見て、「ハイカラな服だねえ」って声をかけられたんです。(めっちゃ名古屋弁でした)
そんな事がきっかけで、道端のブロックに腰をかけてお話しを聞かせてくださいました。
「毎日30分くらいゆっくり歩いてきて、そこの公園で1日ずっといろんな人を見ながら過ごしてね。夕方になったらゆっくり30分くらいかけて帰るのが日課でね」
そしていろいろおばあちゃんの人生論をうかがいました。そして、
『正直に、そして真面目に生きなさいよ。上を見て唾をはいたら、自分の顔にかかるでしょ。人が見てなくてもお天道様は見ていらっしゃるし、人が見てなくてもお天道様は見ていてくださるからね。』
そんなおばあちゃんの言葉が、今も忘れられないです。
青空に浮かぶお月様を見た時、『目立たなくてもお月様はそこにある。そして、お日様と一緒に見ていらっしゃるんだな』なんて思い、それと同時に、あの可愛らしいおばあちゃんの笑顔を思い出したのです(^-^)
お月様は、夜になったら、雲に隠れそうになりながらも、やっぱりいつもの存在感で浮かんでいました🌓
あのおばあちゃん、今もあの公園に行っていらっしゃるのかなあ・・・。
素敵なおばあちゃんとの出会いでした💞✨